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ラマダンは、伝統と文化、そして人々の絆に満ちた神聖な月です。この神聖な月は、旅行者や地元の人々にとっても活気に満ちたアブダビの魅力がいっそう心に響く特別な機会となります。
日中はアブダビの多様な観光名所や文化遺産を訪れ、豊かな食文化を味わい、白砂のビーチで穏やかなひとときをお過ごしください。日没とともに、ラマダンの華やかなマーケットや文化公演、特別な美食体験が街を輝かせます。地元の住民も訪れる人々も、ラマダンの精神に触れながら忘れられない思い出を作ることができます。
アブダビを初めて訪れる方、またはラマダンの時期に滞在される方が神聖な月をより深く理解し、現地の習慣を尊重しながら過ごすためのガイドをご用意しました。
ラマダンは、12の月からなる太陰暦(イスラム暦)の第9の月に位置づけられています。ラマダンは、新月の始まりを告げる三日月が観測された時に正式に宣言され、その期間は29日または30日間になります。
ラマダンの月には、世界各地のムスリムが敬虔な信仰心のもと、夜明けから日没まで断食を行います。ラマダン期間中の主な食事は、スフールとイフタールの2回です スフールは、断食が始まる前に日の出前の静かな時間に取る最後の食事であり、イフタールは、日没とともに断食を終えるための特別な食事です。
特別な夜のダイニングや祝祭の伝統が楽しめる、アブダビ訪問にぴったりの時期です ラマダンの期間中は、住民の方々だけでなく旅行者も各地で行われる多彩な祝祭やイベントを楽しみながら、地域文化への理解をより深めることができます。

イフタールの始まりは大砲の音から!日没を迎える首長国では大砲の音が鳴り響き、断食の終わりを告げます。これは長い歴史を持つラマダンの伝統行事です。この壮観な光景はアブダビ各地で毎晩ご覧いただけます。特に、シェイク・ザイード・グランド・モスクの敷地では神聖な雰囲気の中でその瞬間を体験することができます。
アブダビのホテルやレストランでは、聖なる月のために趣向を凝らした特別メニューや豪華なビュッフェ、文化イベントが用意され、訪れる方々に心に残るイフタールのひとときをお届けします。

ラマダンの期間中は、友人や職場の同僚、近隣の方々に「ラマダン・カリーム」または「ラマダン・ムバラク」と挨拶を交わすのが一般的です。これらの言葉には、祝福と幸せを祈る意味が込められています。
アブダビのホテル内のプールやビーチでは、通常のリゾート滞在時と同じ服装で問題ありません。市内を出歩く際(特にモールやラマダン関連のイベントなど)では、肩や膝を覆う控えめな服装を意識すると良いでしょう。必須ではありませんが、敬意を示す行為として推奨されています。
ラマダン期間中はアブダビの多くのモールやショップが週末に営業時間を延長し、深夜1時〜2時頃まで営業しています。多くのモールやブティックではラマダン限定のプロモーションや季節の催しを実施しており、華やかな雰囲気の中で夜遅くまでショッピングを楽しむことができます。
ラマダン期間中もアブダビのモール内ではお食事お楽しみいただけます。断食時間帯も営業しているレストランやフードコートでは、断食をしている人々への配慮として、非イスラム教徒の方が食事をとれる専用スペースを設けている場合がほとんどです。
アブダビでは日中に営業時間を変更したり休業するレストランもありますが、イフタールの時間にはすべて営業を再開してお客様をお迎えします。
ラマダン中でも首長国内のテーマパークや文化遺産、レストランやグルメ体験など、すべての観光施設は日中も通常どおり営業しており、アブダビならではの楽しみを満喫していただけます。
アブダビや首長国各地では、日没前のイフタール直前の時間帯になると多くの人々が家族や友人のもとへ向かうため、道路が混雑することがあります。この時間帯にタクシーをご利用予定の方は、混雑を避けるために事前予約をおすすめします。
ラマダンの期間中、首長国ではイスラム教徒・非イスラム教徒を問わず、すべての労働者の勤務時間が1日2時間短縮されます。